21 行き帰りは違うルートで



左から右へ、右から左へと、同じ音で行って帰ってくる際

〔例 上にドミソド〔アルペジオ〕 下にソミド〔アルペジオ〕

の繰り返し音形〕

まったく同じルートで、行きも帰りも動いてしまうと、

右に移動、停止、左に移動、停止、右に移動、、、、

と、このような移動になってしまいます。


この際の停止という動作が、ピアノの場合、

非常に動きの妨げとなってしまいます。


動いているものを、止めるのはとても大変なのです。


ピアノ以外でもそうです。

自転車のブレーキ 車のブレーキ 電車のブレーキ 等等

動いているものを、停止するだけでも、

エネルギーがいるのに、ましてや次の動きが、

今までの進行方向と逆ともなればなおさらです。


ではどうすれば良いのか?


簡単に言えば、動き続けて、止まらなけれ

ば良いのです。


例を出します

50メートル走り、折り返して、

50メートル戻ってくる、計100メートル走と、

トラック1週100メートル走では、どちらが楽でしょう?


誰が考えても、トラック一周100メートル走だと

、容易にわかると思います

このトラック走の場合も、走り続けられるから、

楽なのです。


では本題のピアノに戻りますが、こちらも、

移動し続けられる〔走り続けられる〕ようにするため、

行きと帰りのルートを変え、一方通行になればよいのです。

そしてそのルートを変える方法とは、

ズバリ〔手首の回転〕を使います。


行きに下回り帰りに上回り あるいは行きに上回り帰りに

下回りと、ルートを変えると、円軌道になり

減速はしますが、停止という動作無く、動き続けることが

出来るわけです。


比較しますと

上にドミソド下にソミドを、二回行った場合


旧奏法  →停止←停止→停止←



手首回転奏法では、一方通行の二回転ですんでしまいます。


実際に弾いてみると物凄い違いですので、

是非是非お試しください。





次章 22 「ペダルは離す時も、触れたまま」1















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