62 幼稚園教諭を目指している方へパート1


  (現在のおおよその大学の実情)




これから幼稚園教諭免許を取って、

将来は幼稚園の先生を目指したいと思っている方で

避けては通れないピアノを、そろそろどうするか?

と悩んでおられる方に、

ざっと幼稚園就職までの流れを、

ピアノに焦点を当てて、

お話ししていこうと思います。


今回は私が、以前レッスンをしていた生徒さんで、


実際に高校2年の夏から、


幼稚園就職までの実体験をお話します。



この生徒さんの場合は、短大で二種免許を取得し、

教育実習先が、そのまま採用先と最短ルートで、

幼稚園の先生になった生徒さんです。


最短ルートとはいえ、いろんな紆余曲折がありましたので、

ご紹介したいと思います。


高校2年夏からと、少し時間的に余裕があったので

(実際にはまったく、余裕など無い状態なのですが、

当時の感覚としてではです、、、)

大学に入るまでに、本当に一からのスタートで、

基礎的なことから始めました。


また本人の希望で、狙っている大学のカリキュラムは、

バイエルで進んでいくという事でしたので、

(結構いまでもバイエルが指標なところは多いです。)


本当は色々な教材の良いとこどりをしたかったのですが、

バイエルをメイン プラス併用曲や、

弾けそうなレベルの伴奏譜などで、

伴奏法等レッスンを進めておりました。


本人もまじめに取り組み、

大学合格の頃にはバイエル70番程度、

併用曲は、ちょっと背伸びをすれば、

ブルグミューラの前半の曲くらいまでは弾けるかな?

くらい進んでおりました。


全くの一からのスタートで、

高校生で学業をしながら、大学入試もこなしてですから、

本当によくがんばっていて、ペースもハイペースだと思います。


大学最初のガイダンスが終わり、


大学生になってから初のレッスンで、


その子は青ざめてレッスン室に入ってきました。



どうしたのと?尋ねると、

「これを見てくださいよ」

と差し出されたのが、前期試験の予定。 

ガイダンスでいきなり、前期実技試験の内容というのも、

どうかと思いますが、、、、


前期実技テスト バイエル80番から終了までの中から、


一週間前に、指定した二曲とブルグミューラ25から


任意の一曲という内容で、また大学のカリキュラムでは、


実技レッスンは週一90分を


5-6人でのグループレッスンで行うとありました。




エッ!!!!!!!!

んんん?


90分を6人で割りますとー、、、一週間に15分レッスン

試験が七月頭で、大学のレッスンが始まる四月から

単純に、週4のレッスンがあるとして、12回×15分 


合計三時間のレッスンで

ブルグミューラ一曲とバイエル30曲


はい、無理です



ガイダンスでは、大学に入ったらピアノも習おー

なんてのんびり構えていた人の絶叫がこだましていたとか。


そもそもこんな、無謀なカリキュラムを組むくらいなら、

大学入試の課題に、ブルグミューラやソナチネアルバムから

数曲盛り込んだほうが、よっぽどいいと思うのですが、

入試の課題を見た時点で「こりゃ私には無理だ」と、

諦められてしまうと、間口が狭まり

生徒を獲得したい、大学側の大人の事情とか

あるのでしょうね、、、、


それにしてもあまりにも、現実的ではないカリキュラムです。


またガイダンスでは、まだピアノを弾いたことが無い学生さんは、

すぐににピアノ教室に通うようにと説明されたとの事。

誰かその場で、

「それでは大学のピアノ実技レッスンは、

何のためにあるのですか?」

と質問してみたいもんです。


なんて答えるのか見物でしょうねw


大学側自ら、大学の実技レッスンで、

学内実技試験はクリアできないと認めたようなものです。


実際この内容ではそうですしね。

ピアノはピアノ教室に丸投げするけど、

試験はやり、きっちり落としますよ宣言です。


酷い話ですが、残念ながらこれが、

ここ最近の全ての大学ではないですが実情のようです、、、、


この生徒さんは、私のレッスン時間を、

1時間レッスンに延長してほしいとの事でしたので、承諾し

これから私との二人三脚で、

幼稚園の先生になるまで、

一緒にがんばっていくことになるのですが、

続きはまた時系列をおって、

次章でお話していこうと思います。





63 幼稚園教諭を目指している方へパート2













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