74 左右バランスについて パート3  音数&実践編



譜面の真ん中にfと出てきても、左右でいろんな組み合わせがある。


同じ速さで鍵盤を下げても、音自体が発するパワーに違いがあり、

1鍵盤でなっている弦の本数も違う。


と72 73で

理解いただけたと思いますが、今回は最後のバランス

音数について。



ずばり単旋律と伴奏ではどっちのほうが、音が多いでしょうか?



実は最も聴いてほしいメロディーは、パワーの少ない

高音かつ音数が少ないことがほとんどです。


したがいまして、真ん中にpと書かれていても、右メロデイーは

結構強めに弾くか

伴奏を相当抑える、工夫も必要になるかと思います。



今回は私ならどう考えて弾くか、あくまで個人的見解を


例に出そうと思います



例ソナチネアルバム1番1楽章一小節目

譜面




譜面強弱指示 p

右手 二分音符で ドー ミー

左手 八分音符で ドソミソドソミソ



最初にこの小節での音数は、右手メロディー

二音に対し左手伴奏は8音


いきなり音戦力が4倍違います、、、、

しかも低音の方が一音のパワーは強い、、、


左右同じ強さのpで弾いたとしても、左手がうるさくなるのは、

すぐ理解できると思います。


私ならば

、右手はmf左手はpp位のバランスで弾いて、ようやく全体で

pに聴こえるくらいではないかと思います。


また、もしも右手を同じ音量で2音とも弾いたならば、

二部音符である最初のドー音は

、長いので減衰していますので、

次のミーでドーの最後の音量から、飛び出すことになります。


そこでその飛び出し対策も、必要になると考えます


同じ音量で右手を弾いた場合の音量変化図




ドーが減衰して聴こえないように、

左ドソミソにわずかな、クレッシェンドをpppのなかでかけて

右手のミーの減衰を補い、ミーの飛び出し落差

を軽減しようと考えます。



とこのように、


一言に強弱記号の指示を守ることや、左右のバランスをそろえると


簡単に言っても、これくらいの微調整が必要になります。





よく先生に、左手がうるさい! もっと音を聴いて! 音量をコントロールして!

等と言われてしまう方は、一度一小節でいいから、どのような考え方で、

どうして左手がうるさく聴こえるのか?

どうコントロールしたら良いか?

まで、先生にねほりはほり質問する事も

とっても大事だと思います。


自分の演奏を聴くのもとても大事ですが、

聴いて確かにうるさいとわかっても

ではどう対策するのかまでいかないと、ただ自分の演奏が、

うるさいと分かるだけでは、私の経験上先に進めません


ねほりはほり先生に、

どのようなことを考えて弾いているのか質問しまくる事や

、自宅で実験しまくるのは

もとても良い勉強になると思いますよー

ぜひお試しあれ。





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