67 演奏中勝手に閉じてくる譜面と、さよならする方法



自宅やレッスン中、弾いていると、

自然と譜面が閉じだした経験は

ありませんか?


あれは結構ストレスになるものです、とくに分厚いベートーベンソナタとかだと、

中々開ききらない、または変なとこに折り目がついて、

閉じたがりそうに、宙をふわふわしている譜面。


結構嫌なものです。

楽器店なんかにいくと、専用クリップやら

譜面台に抑えるバーがついていたりと、

色々グッツがあるところを見ると、大勢悩んでいるのが伺えます。


そこで今回のテーマは、


びしっと見開き、まっ平らで、


勝手に戻ってこない譜面にするには、どうするか?



もっとも大事なのは、新品の譜面でどう開くか?

ここに殆どかかっています。


それでは最初に譜面が、どのように綴じられているか、見てみましょう。

下図をご覧ください



一般的な譜面は、見てみると、いくつかのグループに分かれて、

綴じられているのが、わかると思います


そして各グループの真ん中ページには、

必ずがっちり綴じたページが、存在します。

下図をご覧ください



この図の様にやたらに、丁寧に綴じられたページを発見できると思います。

そしてこのページは、見開くと、

本当に一枚でできたページである事が、

確認できると思います。


このページを中心になるよう、全てのページを綴じているので、

もっとも大事なページとなります。


したがいまして、このページを根元からまっ平らに開くと、ビタッと平らになります。

なぜなら、このページはもともと見開きで、一枚の紙を折っただけなので、

平らになりやすいのです。

おまけに糸で頑丈に綴じていますから、

そうそう破けたりもしません。


このように、各グループの真ん中を平らにしていくと、どのページも

戻りにくい譜面が完成します。


さらにポイントとて、グループが複数ある場合



例えば、1234567グループある時


最初に4の真ん中をビタッ 次に3 5グループをビタッ
 
次に2 6グループをビタッ 最後に1 7グループをビタッ

このようにど真ん中から、平らにしていくと、やりやすいです。


なぜなら、背表紙の折り目が、最初に端になるとどうしても、

バランスが崩れてしまうからです。


例外として、糸 針金でなく、

中心が糊バージョンで綴じてあるものは、やめてください。

このタイプでやると、ベリッと、ドリルのように

剥がれてくる譜面になりますので、、、


ただし最初に中心ページで普通に開くのは、、背表紙のバランスを取るのに

有効だと思います



まとめ


1  本が何タイプで綴じているか確認


2 糸 針金タイプなら 中心グループの真ん中から、

気合を入れて根元から平らにする

糊付けタイプは、真ん中のページを最初に普通に開く 

(この作業だけでも80パーセントくらい完成です)


3 糸 針金タイプは、徐々に外側グループに移りながら、

グループ中心ページを、ガシッと平らにしていく

糊付けタイプは、普通に徐々に外側ページに向けて開いていく


完成。



このやり方は、最初が肝心です。新品の譜面を手に入れたら、是非実践してみてください。

またもう変な癖がついてしまっている場合でも、糸 針金タイプは、

いくらか改善すると思われますので、挑戦してみてください。

もうすでに手遅れなくらい、癖が付いてしまっているようなら、

くし型の押さえるグッツやクリップも手です、ただしめくりがある場合は

それも不可ですが、、、、いざとなったらコピーして製本してしまうのも手です








68 届かない原因は本当に指の長さ ?〔 広い音型による遠い音〕

関連項目
85 伝授 両面テープのみで本のように製本する方法














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