68 届かない原因は本当に指の長さ ?〔 広い音型による遠い音〕



遠い音連発の曲で、あー届かない

もう少し指が長ければ、、、あるいはもっと指が開いたらなー、、、

等と悩んだことはありませんか?


確かに我々日本人は西洋の方々と比べて、

骨格的に、手は小さい人が多いですが、

本当に体格だけのせいなのか?


私がレッスンをしていると、体格ではなく、それ以外の部分のせいで、

遠くの音が間に合わない、届かないという、事態がよくおきていますので、

今回は届かない原因についてお話します。


最初に写真をご覧ください



手を伸ばした状態の写真です。

一番短い指は親指なのがわかると思います。


ここで不思議なのは、たいていもっと長ければと思うのが、

一番短い親指でなく、小指の人が殆どではないでしょうか?

本当は真っ先に届かなくなるのは、

親指でありそうなものなのに、、、


これも最後に結構大事なポイントになります。

とりあえず話しを進めます



このままでは親指は鍵盤を押せませんので、

手ごと奥に移動した図がこちらになります。





いわゆる教則本によく出てくる、指を軽く曲げ、

鍵盤に対して指をまっすぐの

お手本図になったと思います。



さてこの格好、本当に広い音型の時に


この格好から広げて良い成果が得られるでしょうか?



ここに実は届かない原因の落とし穴があります


では実際にこの図から、指を広げてみます。

ここで大事なのは広がる指の方向に注目してください。




あれれれれ?

何か変なことになっているのに

気がついたでしょうか?

詳しく解説します

下の写真をご覧ください




指の広がった方向〔赤矢印〕と

指を広げたい方向〔黄色矢印〕とに

ずれが生じているのがわかると思います。


また親指に関しては、鍵盤上にすらいません、、、

先ほどの一番短い指である親指から、真っ先に影響が出てきました


このずれこそが、広げても届かないや

広げるのが間に合わないの、最大の原因となるわけです。



次章では、解決策をくわしく説明していこうと思います。





69 広げる前の手の形が運命の分かれ道














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