05 ミミコピはいけないの?
アドバイス&コラム
結論から言いますと、あまりお勧めできません。
例えば、今から富士山の絵を描くために、
現地にやって来ました。
さぁー描こうと思った時、
皆さんは当然富士山を見て、描くと思います。
せっかく現地まで来たのですから、当然ですよね
耳コピをすると言うのは、
どのような事かと言いますと
目の前の富士山を見ないで
隣の人の、描き終わった富士山の絵を見ながら描く。
ちょうど下の絵の状態になります。

しかし隣の富士山の絵には、
隣の人の感性 考え 構図等が
含まれてしまっているのです。
音楽もしかり、
仮にプロのCDを、ミミコピしたとすれば、その演奏には、
作曲者+そのCDの演奏者の意見が、
入り込んでいるわけです。
参考として、色々な演奏を聞くのは、
良い事だと思いますが、もしもその演奏者が、
間違っているのに、
完コピしたと考えるとゾッとしますよね。
まずは作品そのものに触れ、
紐解いて悩みながら自分の演奏にするのが、
大事なプロセスであり、
またそこが楽しい作業でもあるのです。
ちなみに楽譜は一種類ではないとご存知でしょうか?
直筆譜 弟子の写し間違え版 原点版
改訂版 作曲者がお金に困って出した改訂版
弟子が、師匠はこう弾いていました版 私ならこう弾く版
等等たくさんありますから、
私はこの譜面で挑む!という選択肢も、
耳コピでは無くなってしまう訳です。
まずは、富士山そのもの、譜面と向き合う所からスタートするのが、
大事な事と思います。