75 ピアノからの椅子の距離の目安
アドバイス&コラム
今まで椅子の高さ、何処に座るかは述べていましたが、
今回はピアノからの距離について。
よく教則本等で言われていますのは、肘を直角に曲げて、
チョットだけ前に伸ばした位置。
ところが、このチョット伸ばすは、確かにそのとおりなのですが、
どうチョットなのかを、今回具体的に述べます。
何故チョット前に出すのか?
ではもしチョット前に出さないと、何が起こるのか下の図をご覧ください

もし肘を前に出さないと、自分のおへそあたりの、赤矢印ゾーンの鍵盤を弾くには、
胴体が邪魔で次のような図(肘からハの字に曲げる)て弾くことになり
とても窮屈になってしまいます。

そこで、今度は肘を少し前に出してみます。

このように肘が胴体より前に出ることにより、
肘から先と手が鍵盤に対して、真っ直ぐになるのがわかると思います。
下図

要するに胴体の目の前にある鍵盤を押す際、
肘から指先までが、真っ直ぐ弾ける距離を
保てば良いと、私は考えております。
したがって以前、別の章でも書きましたが、おなかの出ている人は、
ピアノから遠くなる、正確には遠くならざる得ないと、
言うことになります。
ブラームスの弾いている絵が残っていますが、
まさにこれが、当てはまるのではないでしょうか。
以上の事をふまえ、肘をチョット前に出すのさじ加減は、
左右でおなかの前の、狭い音域を弾く際に、
肘が鍵盤に対して大よそ、真っ直ぐになっているかを確認すれば、
自分の距離がわかると思います。
もしピアノとの距離にお悩みの方は、一度お試ししてみてはどうでしょう?