47 ピアノが弾ける親御様への警鐘3 (確実に嫌いになるプロセス編)
(好きなピアノも、ここまで嫌いにさせられる)
前章に引き続き、今回は親御さんが弾ける場合の
デメリットを(私の実体験もふくめ)、紹介します。
デメリット
ある程度弾けるので、
間違いに気が付いてしまう、気が付いたら、
そのままに出来ず、指摘してしまう。
一見すると、早く直せるのだから、
メリットなのでは?と思われると思いますが、
長い目で見ると、とんでもないデメリットとなります。
では想像してみてください。
あなた自身の教室でのレッスンが、
週一で、残りの六日間
あなたの自宅での練習に、先生が張り付いていたらと、、、
嫌ですよね?
まずこの状態は、練習ですらありません。
家もレッスンになってしまうのです。
外でレッスン家でもレッスン これでは自分で試行錯誤
する時間がありません。また、
試行錯誤の実験中にダメだしされれば、
相手が先生でも
当然カチンときます。
家で今は試している時なのですから。
しかもそのレッスンをしているのが、先生ではなく
ちょっと弾けるちょっと
先を行っている、同じ生徒だったら、、、
さらには身近な親という存在だったら、、、、
仮に逆の立場を考えて見ましょう。
自分が初心者で、子供のほうが先を行っていて、
家で練習していたら、子供が腕組みしながら、
ニヤニヤ登場
「ちっちっちーお母さん、あーあーそこは違う違う、
先生の言ってたこと、聞いてなかったわけ?
まったく、こうでしょ こうやって弾くんだよ、
本当にダメだなー」
なんて言われた日にゃー、、、
おだまりなさい!!!!!!
となると思います。
そして正解です。
おだまりなさいです。
他人からされて嫌な事は、自分もしない。
まさにこれに尽きると思います。
私の幼少期もそうでした。
母親がブルグミューラ ソナチネあたり
(いちばーーーん危ない)で、なまじちょいと分かる
しかもわりと最近通った道のり、
当然、口を出したくなるわけです。
しかも親は普段の生活の中で
子供の、粗相をたくさん見ています。
シャツズボンに入れなさい、鼻水手でこすらない
ハンカチ持った?いつまで起きてるの早く寝なさい。
そうです
子供は、いつも親に叱られているのです、、、
親御さんも叱り癖が付いているわけです。
そしていつものそのノリで
「その音違う、ミでしょ ガミガミ」
(しかもチョット優越感まじり)
さらには、
お母さんも、生徒ですから時には、
家で言ったことが間違ってて、
先生に、そうではなくてですねーと
また直された時には、
お母さんの嘘つきーーーーと100%喧嘩が始まります。
外で先生にダメだし、家では親に優越感に浸られながら、
結構まちがったダメだし、、、、、
最終的に、もううんざり、ピアノなんて大嫌い、
となり、当時五歳の私は、先生宅のピアノを後ろ向きで足で
弾き見事クビとなりました。
しかも私は よっしゃーーーやめられるーーーと
小躍りしてはしゃいでいたそうです。
そして、その後二年間、ピアノの部屋にすら入らず
母親が弾いているピアノに負けない音量で、
テレビゲームをして、邪魔してました。
そうです、ここまでこじれるのです。
今思えば、本当は、好きだったからだとは思いますが、
我ながらよく、自分からもう一度、習いだしたと思います。
奇跡です。
裏をかえせば、
大好きなピアノを、ごく自然に、
ここまで嫌いにさせられるのです。
恐ろしいことです。(ガクガク)
最後にまとめ
お子さんは
外で先生がレッスン、家では自分で練習
親御さんは
外で先生に尋ね 家では見守る 待つ
これができれば、いつの日か親子での、
連弾、音楽を通しての楽しい会話が
できるようになりますよ。
48 本番練習
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