77  演奏前のお辞儀やステージマナー




本番前の入場&お辞儀&着席について

いったいこんな事、いちいち言われなくても大体分かる、

という方も多いかと思いますが。


やっぱり入場シーンは、プロレスしかり、落語しかり、

結構大事だったりします。


ステージ入場時はまだ演奏は始まっていませんから、

演奏中は目をつぶって聴いている人も

お辞儀の際は、全員どんな人が弾くのかな?

と注目しますので、視線をまともに受けることになります。


またピアノは、特殊な楽器なので、

通常弾いている時は顔の右側にお客様がいるので、

じつはピアノ弾きはお客様と、正面を向く機会は圧倒的に少ないのです。

ステージ袖でも見えるのはピアノのみだったりします。



お辞儀のときにお客さんの顔を見たとたん、あがっちゃって、

なんて話は良く聞きますし

一応決め事があると、よいかと思います。



まず最も大事なのは、お尻をどの動作の時もお客様に向けない



これが鉄則になります。横はオッケー

よく陥りやすいのは、椅子直しのときです


1 出てきて回れ右、くるん。お辞儀もバッチシ、着席  

椅子の高さがしっくり来ないので椅子から、離席

トムソン椅子をカチャカチャ直しているとき、お客様にお尻を向けたまま、直す、、、、



2 あるいは、ピアノの中央まで出てお辞儀をし

戻って座るとき、くるんとお尻を向けてから着席、、、

対策1 椅子直しは、必ず低音側に回って顔がお客さんに向く形で直しましょう

対策2 お辞儀をして着席の際、横入りして着席しましょう



この二点だけでも、ほぼお尻向けは避けられると思います


続いて動作



よく巨匠クラスのピアニストですと、出てきて拍手も鳴り止まないうちに、

突然演奏が始まる方もいて、それはそれでかっこいいですが、

3日とあけず本番をこなしている様な、場数を踏んでいる人の真似は、

避けた方がよいと思います。



落ち着いて弾きたい、またはなるべく、ドキドキしたくない人は、

すべての動作に一時停止を入れてみてください。

これだけで見栄えも、落ち着きも断然違います。


入場ーすたすた歩く停止。

回れ右停止。

お辞儀後顔が正面の状態で、停止。

ピアノ椅子に向かい着席後停止。

弾きだす前に停止。


すべてのモーションの最後にチョット停止を入れるだけで、

本当に見栄えは激変しますので

ぜひお試しください。


いざ本番で演奏前にパニクりたくない人は、普段の練習のときから

お辞儀の練習もしとくと良いかと思います。





78 相手とズレて合わない原因 (伴奏やアンサンブル)














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