96 移動ドが判明した人へ送る音大受験アドバイス 聴音対策1  



 さて、嘆いてばかりもいられないので、


実際のどんな対策をするのか?と言いますと。


まず移動ドで聴音をする場合、出てくる調は


いかなる場合も、ハ長調とイ短調として取ることになります。




実は調号1つなら固定ドで行けるんですーなる、


生徒さんに会いましたが、全くダメです。


私は調号2個から移動ドとかそんな、生易しい道ではありませんので、


やるからには思いっきり、移動ドに振り切らないと取れません。



全てを、ハ長調イ短調として取るわけですから、従いまして


当然書くときに実音に変換しなくてはいけません。



例えばイ長調の曲を取るときは、へ音記号に書くイメージになります。


ニ長調ならト音記号一つ上に書き続けるイメージです。



ある移動ドの受験生を持った時、大学の講習の際ダメもとで、


ハ音記号を使って、受験してよいか聞いて来るよう試みましたが、


ト音記号指定でした。



ケチーケチーと叫びそうでしたが、仕方ありません。


おそらく尋ねられたほうも、なんでハ音記号?とポカーンな事でしょう、、、


それほど移動ド受験生は居ないのです、存在を知られていないのです。



話を戻して、まずはとにかく、転調借用が出ない課題を今示した方法で


解きまくります。




ここができないと始まりません。ただし出てくる調号は、


音大受験に出ないような、課題でも一切問題ありません。


嬰ハ長調なんてラッキー問題です。調号が7個でも書く場所が


同じであることが、移動ドに取っては、はるかにでかいのです。


もっと言ってしまえば嬰ハ長調とハ長調は、我々にとって


臨時記号以外全く同じなのです。


調号の多さは聴音に関しては 我々移動ドにはなんの影響もうけないのです。



逆にきついのは、ホ長調ト音記号2個上変換や


ヘ長調へ音記号の2個下変換。



この辺は慣れが必要です。


また短調の導音などは毎回ソ♯に聞こえますが、例えばハ短調でしたら


実際に書くときは我々のソ♯はシのナチュラルになりますので、


その辺要注意がいります


まずはこれを徹底したうえで、慣れてきたら、


いよいよ借用問題に入るわけですが、


そちらについては次に詳しく書きます。



97 移動ドが判明した人へ送る音大受験アドバイス3 聴音対策2

































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